パギビックというものをご存知でしょうか?
この記事では、フィリピンのパギビック(Pag-IBIG)について、ご紹介していきます。
【パギビック】フィリピンのローンについて
パギビック(Pag-IBIG)とは、フィリピンの住宅ローンや給料ローンなどを担当している政府機関です。
その政府機関で取り扱っているローンが、パギビックローンと呼ばれています。
このローンを取り扱っている専用の銀行があり、フィリピンの首都マニラにはマンダルヨンとパシグに大きな支店があります。
【パギビック】概要
パギビック(Pag-IBIG)の概要を解説していきます。
- パギビック 設立の背景
- パギビックローンの申込資格
- パギビックローンの対象物件
パギビック 設立の背景
一般にPag-IBIGファンドとして知られるHome Development Mutual Fund(HDMF)の誕生は、フィリピンの労働者のための国家貯蓄プログラムと、手ごろな価格の資金の必要性によるものでした。
基金は、主にこれら2つの重要なニーズに対処するために、大統領令1530により1978年6月11日に設立。
2006年10月の世界ハビタットデーの祝賀会で、Pag-IBIGは「手頃な価格の住宅を数十万世帯へ提供する」ことで、国連居住プログラム(UN-Habitat)から名誉ある名誉賞を授与されました。
Pag-IBIGは、この表彰を受けた最初のフィリピン政府機関です。
パギビックローンの申込資格
パギビッグには多くの審査基準がありますが、主なものは以下の通りです。
・申請時の年齢が65歳以下で、支払い期間の終了時が70歳以下。
・割賦販売で支払うべき金額は、600万ペソ(P6,000,000.00)を超えないものする。
・分割払いの対象額は、毎月の支払額が購入者の総月収の35%を超えない額に制限する。
・支払能力に基づく金額がGMIの35%を超える毎月の支払になる場合、買い手は純販売価格と支払能力に基づく金額の差額を資本として支払う必要がある。
パギビックローンの対象物件
パギビックローンの対象となるケースは以下の通りです。
・1,000平方メートルを超えない住宅地内にある開発されたロット。
・住宅と敷地、タウンハウスまたはコンドミニアムユニットの購入。(駐車場スロットを含む)
・新築および中古住宅。
・住宅の改修(すなわち、住宅所有者が永続的に不可欠な部分であると意図した既存の住宅ユニットの変更)
【パギビック】支店
フィリピンのマニラには、マンダルヨンとパシグに大きなPag-IBIG支店があります。
またPag-IBIGの取り扱い銀行は、各地域に点在しています。
パギビック マンダルヨン支店
私は以前、マンダルヨンのパギビッグ支店に行きましたが、とても活気のある雰囲気で、沢山のフィリピン人がいます。
私は平日の11時頃に行きましたが、約200~300人くらいの人がいました。
想像をはるかに超える人だかりで、驚きましたね。
受付に呼ばれるまで、1時間以上は待ちました。
支店の入り口は少し分かりづらいです⏬
まとめ:【パギビック】フィリピンのローンについて
最後に、パギビックの住宅ローンを簡単にまとめると、
「富裕層ではないフィリピンの一般市民でも住宅を購入できるように、長期分割払いを可能にした住宅ローン」です。
フィリピン市民向けのローンなので、日本人をはじめ外国人は利用不可です。
ただし、フィリピン人と国際結婚するなどのケースにおいては、必要になってくるかと思います。
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以上、【パギビック】フィリピンのローンについてでした。
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